薪ストーブを導入しようと考えているけれど、「本当に暖かいの?」「エアコンや石油ストーブと比べてどうなの?」と不安に思っていませんか?
実際に使ってみた人の口コミでは、「部屋がポカポカになる」「じんわり暖まるのが心地いい」という声がある一方で、「思ったより暖かくならない」「薪の管理が大変」といった意見も…。
1. はじめに:薪ストーブは本当に暖かいのか?

薪ストーブは、炎のぬくもりをダイレクトに感じられる暖房器具ですが、実際の暖房能力はどれくらいなのでしょうか? ここでは、エアコンや石油ストーブと比較しながら、薪ストーブの暖かさの特徴を見ていきます。
1-1. 薪ストーブの暖かさはどれくらい?エアコンや石油ストーブとの違い
薪ストーブの大きな魅力は、「部屋全体をじんわり暖める輻射熱」です。エアコンのように風を起こさず、ストーブ自体が熱を発して空間全体を温めます。
薪ストーブ vs 他の暖房器具 比較表
暖房器具 | 暖まり方 | 乾燥しやすさ | 部屋の広さとの相性 | ランニングコスト |
---|---|---|---|---|
薪ストーブ | 輻射熱でじんわり暖まる | 乾燥しにくい | 広い空間向き | 薪の調達次第 |
エアコン | 温風で即暖性あり | 乾燥しやすい | 小~中規模の部屋向き | 電気代がかかる |
石油ストーブ | 対流で暖まる | 多少乾燥する | 中規模の部屋向き | 灯油代がかかる |

このじんわり暖まるっていうのが、寒い日には本当に幸せに感じるんですよね☺️ 身体の芯から暖まる感覚です😄
1-2. 部屋全体が暖まるのにかかる時間は?即暖性 vs 輻射熱の特徴
薪ストーブは、着火してから部屋全体が暖まるまでに時間がかかります。これは、エアコンのようにすぐ温風が出るわけではなく、薪がしっかり燃えてストーブ本体が熱を蓄えるまでに時間がかかるためです。
薪ストーブが暖まるまでの目安時間
• 小型ストーブ(4kW以下) … 約30分~1時間
• 中型ストーブ(5~8kW) … 約1~2時間
• 大型ストーブ(10kW以上) … 約2~3時間



即暖性がないのが、薪ストーブの弱点….😇 我が家ではすぐに暖まりたいときや、ちょっとだけ寒い秋はエアコンを使うことで、薪ストーブとエアコンのそれぞれのメリットを活かすようにしています😉
1-3. 「思ったより寒い…」という口コミの原因と対策
薪ストーブを導入したものの、「思ったより暖かくならなかった…」という失敗談もあります。よくある原因を見てみましょう。
よくある原因
1. ストーブのサイズが部屋に合っていない(小さすぎると暖房不足)
2. 断熱・気密性が低い家で使っている(熱が逃げやすい)
3. 薪の質が悪く、燃焼効率が低い(湿った薪を使っている)
4. 煙突の配置が悪く、燃焼が不安定(ドラフト不足で燃えにくい)
解決策
✅ 適切なサイズの薪ストーブを選ぶ(部屋の広さに合った熱出力を確認)
✅ 断熱材を強化する(窓に断熱シートを貼る、隙間風を防ぐ)
✅ 乾燥した薪を使う(薪はしっかり乾燥させ、含水率20%以下が理想)
✅ 煙突を適切に設置する(まっすぐ立ち上げることで排気をスムーズに)



薪を節約しようとするあまり、空気を搾り過ぎて、しっかり燃えていないときも部屋が暖まりにくいです😂 しっかり燃えていないということは、煙も大量にでてしまう….😇
2. 薪ストーブの暖房性能を決める3つのポイント


薪ストーブの暖房性能を最大限に活かすためには、「熱出力」「燃焼方式」「煙突の設置」 の3つのポイントが重要です。
2-1. 薪ストーブの「熱出力(kW)」とは?適切なサイズの選び方
薪ストーブの暖房能力を決める指標として「熱出力(kW)」があります。これは、ストーブがどれだけの熱量を生み出せるかを示しており、部屋の広さに合った出力を選ぶことが大切です。
部屋の広さに適した薪ストーブの目安
• 6畳~10畳 … 4kW~6kW
• 10畳~20畳 … 6kW~8kW
• 20畳以上 … 10kW以上
2-2. 燃焼方式で暖かさが変わる!二次燃焼・三次燃焼のメリット
最近の薪ストーブには、「二次燃焼」「三次燃焼」と呼ばれる燃焼方式があります。これらは、薪から発生する可燃性ガスを再燃焼させることで、効率的に熱を生み出し、暖房効果を高める仕組みです。
🔥 二次燃焼のメリット
✅ 燃焼効率が良く、少ない薪で暖かい
✅ 煙や煤(すす)が少なく、クリーンな燃焼
🔥 三次燃焼のメリット
✅ さらに完全燃焼に近づき、燃費が良い
✅ 煤がほとんど出ないため、煙突掃除がラク



これから薪ストーブを導入される方は、ぜひ燃焼効率の良い薪ストーブを!
2-3. 煙突の設置が暖かさに影響?理想的な煙突の配置とは
薪ストーブの暖房性能を左右するのが「煙突の設置方法」。理想的な煙突の配置として、屋根の一番高いところまでまっすぐ伸ばすことが重要です。
3. 薪ストーブの導入を後悔しないために知っておくべきこと


薪ストーブは確かに暖かくて魅力的な暖房器具ですが、「思ったより大変だった…」と後悔する人も少なくありません。
3-1. 暖かいけど「薪の準備が大変」問題を解決する方法
薪ストーブの最大のデメリットといえば、「薪の調達と管理が面倒」という点。電気や灯油と違い、自分で薪を用意しなければなりません。
薪の準備で大変なこと
• 薪の調達(買う or 自分で作る?)
• 薪割り(斧や薪割り機が必要)
• 乾燥・保管(湿った薪は燃えにくい)
解決策:負担を減らす工夫
✅ 乾燥済みの薪を購入する → 費用はかかるが、薪割り・乾燥の手間が省ける
✅ 薪の配達サービスを利用する → 大量購入でコスト削減も可能
✅ 薪割り機を導入する → 斧で割るより圧倒的にラク!
✅ 保管場所を確保する → 屋外に薪棚を作り、雨や湿気を防ぐ



我が家では、無料配達サービスを利用して薪購入と配達してもらっています。薪割りは手動薪割り機をAmazonで購入。薪棚もAmazondで購入しました😆
3-2. 部屋ごとの温度差をなくすには?薪ストーブ+サーキュレーター活用法
薪ストーブの特徴は、ストーブの周りが特に暖かくなり、部屋の隅などが冷えがちになることです。これは、暖気が上にたまりやすく、対流しにくいために起こります。
解決策:サーキュレーター&ファンの活用
✅ サーキュレーターで空気を循環させる → 部屋全体が均一に暖まる
✅ 天井にシーリングファンを設置 → 上にたまった暖気を下に送る
✅ 煙突を2階まで延ばす → 2階も暖かくなる「輻射暖房」の効果を活用



新築とともに薪ストーブ設置を検討されている方は、暖気がどのように流れていくかも、家の設計段階で考えておくと良いですね👌


3-3. 薪ストーブの乾燥対策!加湿器や煮炊きで快適にするコツ
薪ストーブは空気を乾燥させにくい暖房ですが、それでも冬場は室内の湿度が下がりがち。乾燥を放置すると喉の痛みや肌の乾燥を引き起こすので、適切な対策が必要です。
乾燥対策の方法
✅ ストーブの上に鍋やヤカンを置いて加湿 → 湯気で自然な加湿ができる
✅ 薪ストーブで煮込み料理を作る → 料理しながら加湿もできる
✅ 加湿器を併用する → 部屋の大きさに合わせた加湿器を選ぶ
✅ 観葉植物を置く → 自然な湿度調整効果あり



我が家は、薪ストーブ周りをごちゃごちゃさせたくないので、やかん等は置いてないですが、加湿もできるのは結構メリットありますよね😉
3-4. 初心者が後悔しやすいポイントと対策
薪ストーブを導入して「思ったより大変だった…」と感じるのはどんなときでしょうか? よくある後悔ポイントを事前に知っておくことで、対策ができます。
後悔しやすいポイント
❌ 薪の準備が大変で続かない → 🙆♂️「乾燥薪の購入」「薪割り機の導入」で負担を減らす
❌ 煙突掃除が面倒 → 🙆♂️「二次燃焼ストーブ」を選べば煤が少なく掃除がラクに
❌ 暖まるのに時間がかかる → 🙆♂️「エアコンと併用」して最初の暖房を補助
❌ 設置費用が思ったより高かった → 🙆♂️「補助金制度」を利用してコストを抑える



我が家は補助金制度を利用して、薪ストーブ導入しました😉
薪ストーブは手間がかかる分、対策をしておけば快適に使い続けることが可能です❗️

