1. はじめに:薪ストーブのある暮らしと安全対策の重要性
1-1. 薪ストーブの魅力と子どもがいる家庭での注意点
薪ストーブの炎を眺めながら、家族でくつろぐ時間はとても贅沢ですよね。冬の寒い日も、薪が燃える心地よい音や、じんわりと体を温めてくれる優しい暖かさに包まれると、「やっぱり薪ストーブにしてよかった」と感じる人も多いでしょう。
また、子どもは「火=熱い=危ない」ということを大人ほど理解していません。そのため、「手を伸ばしてしまった」「つかまり立ちをしようとした」「おもちゃを拾おうとして近づいた」「ボールのおもちゃが転がって行ってしまった」など、思わぬ行動が事故や火災につながることもあります。

薪ストーブを安全に使うためには、ストーブガード(ストーブフェンス)を設置して物理的にガードすること が大切です❗️
特に、しっかりとした強度があり、子どもが乗り越えたり押したりしても倒れにくいタイプを選ぶことで、安全性がぐっと高まります👌
1-2. 子どもにとっての薪ストーブの危険性とは?
薪ストーブのやけど対策を考える上で、まずは「どんなシチュエーションで危険が生じるのか」を知ることが大切です。
✅ 手を伸ばして直接触る
→ ストーブ本体やガラス部分は非常に高温になり、触ると瞬時にやけどを負います。
✅ 転んだりつまずいたりしてストーブに接触する
→ 遊んでいる最中に転倒し、ストーブにぶつかってしまう可能性があります。
✅ おもちゃを拾おうとして近づく
→ ストーブ周りにおもちゃや落とし物があると、子どもが無意識に手を伸ばしてしまうことも。
✅ つかまり立ちやよじ登ろうとする
→ まだ歩き始めたばかりの子どもは、何かにつかまって立とうとします。ストーブに手をかけてしまうと非常に危険です。
2. 薪ストーブのやけど対策が必要な理由


2-1. 「ちょっと目を離した隙に…」事故が起こるパターン
子どもは、大人が想像している以上に 素早く、予測不能な動き をします。普段はストーブに興味を示さない子でも、「ふとした瞬間」に近づいてしまうことがあるのです。
よくある事故のパターンを見てみましょう。
🛑 ケース1:おもちゃを追いかけてストーブの近くへ
2歳の子どもが遊んでいる最中に、おもちゃを転がしてしまい、ストーブのそばまで行ってしまった。おもちゃを拾おうとした瞬間、手がストーブに触れてしまい軽いやけどを負った。
🛑 ケース2:つかまり立ちをしようとして…
まだ歩き始めたばかりの赤ちゃんが、近くの家具につかまり立ちをしていた。偶然ストーブに手を伸ばしてしまい、指先をやけど。
🛑 ケース3:「ダメ!」と言われると逆に触りたくなる
4歳の子が「これは熱いから触っちゃダメ!」と親に言われていたが、好奇心から触ってしまった。ストーブのガラス部分に指が触れ、ひどい水ぶくれができてしまった。
2-2. 赤ちゃん・幼児が特に危険な理由と行動パターン
🔥 赤ちゃん(0~1歳)
• ずりばいやハイハイで予想外の動きをする
• 何でも触って確かめようとする
• つかまり立ちをしようとする
🔥 幼児(2~3歳)
• 好奇心旺盛で、興味のあるものには突進する
• 「ダメ!」と言われると、逆に試したくなる
• ふとした瞬間に親の手を振り払ってしまう
🔥 4~6歳の子ども
• 自分でできることが増え、親の言うことを聞かないことがある
• ストーブの周りで走り回ったり、ジャンプしたりする
2-3. ペットの場合は?動物は火を学習するが注意は必要
一方で、ペット(犬・猫など)は 火が熱いものだと学習する能力 を持っています。そのため、一度ストーブに近づいて熱さを感じると、それ以降はあまり近寄らなくなることが多いです。
ただし、注意が必要なケースもあります。
🐶 犬の場合
• 子犬はまだ学習できていないので注意が必要
• 大型犬はしっぽを振った拍子にストーブに当たることがある
🐱 猫の場合
• 高いところに登る習性があるため、ストーブの上に乗ろうとすることがある
• 眠くなると無防備になり、うっかり近づきすぎることがある



ペットの場合も事故を防ぐために ストーブガードの設置 は有効ですが、特に守るべきは 子ども です❗️
やけどを未然に防ぐためにも、しっかりとした対策をとりましょう❗️
3. ストーブガードの選び方:安全性と使いやすさを重視


薪ストーブのやけど対策には 「ストーブガード(ストーブフェンス)」 の設置が不可欠です。でも、ストーブガードにはさまざまな種類があり、「どれを選べばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ストーブガードの種類と選び方のポイント、そしておすすめの商品を紹介します!
3-1. ストーブガードの主な種類と特徴
ストーブガードには、大きく分けて 「囲うタイプ」 と 「フェンス型」 の2種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
🔥 ① 囲うタイプ(フルカバー型)
▶ 特徴:ストーブ全体を囲む形で設置するガード
✅ メリット
• ストーブの四方をしっかりガードできるため、安全性が高い
・子どもがどの方向から近づいてもガードがあるので安心
❌ デメリット
• ストーブのサイズに合ったものを選ばないと設置が難しい
• 囲う分だけスペースを取るため、部屋が狭くなることも
▶ こんな人におすすめ!
✅ 赤ちゃんや幼児がいる家庭(安全性重視)
✅ スペースに余裕がある家
🔥 ② フェンス型(部分ガード型)
▶ 特徴:ストーブの前面や側面だけを囲うフェンス状のガード
✅ メリット
• 比較的コンパクトで、設置や移動がしやすい
• デザイン性の高いものが多く、インテリアになじみやすい
❌ デメリット
• 完全には囲えないため、子どもが回り込む可能性がある
• 軽量なものだと押されたときに倒れるリスクも
▶ こんな人におすすめ!
✅ 部屋のスペースが限られている家庭
✅ ストーブの配置上、壁を利用してガードできる家庭



フルカバー型は、フェンス型としても使用することができます👍
3-2. ストーブガード選びでチェックすべきポイント
ストーブガードを選ぶときは、以下のポイントを必ず確認しましょう!
✅ 耐熱性
→ 高温にさらされるため、耐熱加工が施されたものを選ぶ。
✅ 安定性・強度
→ 子どもが押したり寄りかかったりしても倒れないものが理想。
✅ 高さと幅
→ 子どもが乗り越えられない高さ(最低でも70cm以上推奨)。
✅ 扉の有無
→ 扉付きなら薪の追加がしやすいが、子どもが開けられないロック機能があるものを選ぶ。
✅ デザイン性
→ 部屋の雰囲気になじむデザインを選ぶとインテリアの邪魔にならない。
3-3. おすすめのストーブガード2選
ここからは、実際におすすめできるストーブガードを2つ紹介します!
① バーモントキャスティングス ストーブフェンス FS700
🔥 頑丈でシンプル!薪ストーブ愛用者に人気のフェンス型ガード
🔹 特徴
• ストーブの前面をしっかりガードする シンプルなフェンス型
• 頑丈なスチール製 で、耐熱性・耐久性ともに優れている
• ストーブのデザインを邪魔せず、見た目もスッキリ
🔹 おすすめポイント
✅ シンプルなデザインで薪ストーブの美しさを損なわない
✅ 簡単に設置できて、必要に応じて移動もしやすい
✅ 薪ストーブ専門ブランド「バーモントキャスティングス」の純正品だから安心
▶ こんな人におすすめ!
✔ 部屋のスペースを広く使いたい人
✔ シンプルで実用的なストーブガードを探している人


② ベビーダン ハースゲート XL
🔥 子どもがいる家庭向け!フルカバー型の安全ガード
🔹 特徴
• ストーブを 完全に囲えるフルカバータイプ
• 扉付きで、薪の追加や掃除がしやすい
• ヨーロッパの安全基準をクリア した高品質なストーブガード
🔹 おすすめポイント
✅ 扉には チャイルドロック機能 付きで、子どもが開けにくい設計
✅ ストーブのサイズや部屋のレイアウトに合わせて 自由に形を調整可能
✅ シンプルなブラックカラーで、どんなインテリアにも馴染みやすい
▶ こんな人におすすめ!
✔ 赤ちゃんや幼児がいて、安全性を最優先にしたい人
✔ ストーブを しっかり囲ってガードしたい人


✅ どちらを選ぶべき?
• 「見た目をスッキリさせつつ最低限のガードをしたい」 → バーモントキャスティングス FS700
• 「赤ちゃん・幼児がいてしっかり囲いたい」 → ベビーダン ハースゲート XL
どちらも 薪ストーブユーザーに人気の高いストーブガード なので、お家の状況に合わせて選んでみてください!



我が家では、ベビーダンを使用しています😄 重厚で安定感があるので、安心して使ってます👍 工夫次第で壁付け使用もできるのがいいですね❗️
4. ストーブガードの設置方法と配置のコツ


せっかくストーブガードを購入しても、設置方法を間違えると十分な効果が得られない ことがあります。子どもがすり抜けたり、押して倒したりしないように、安全な配置と設置のポイントを押さえておきましょう!
4-1. 効果的な設置場所とNGな置き方
ストーブガードを設置するときは、子どもがストーブに直接触れられないようにする ことが最も大切です。以下のポイントを意識して配置しましょう。
✅ 効果的な設置方法
✔ ストーブ本体から30cm以上の距離を確保する
→ ガード自体が熱くなるのを防ぎ、子どもが手を伸ばしても届かないようにする。
✔ ストーブの前面だけでなく、側面や背面もガードする
→ ストーブの形状によっては、側面や背面も熱くなるため、囲うタイプのガードがベスト。
✔ 壁や家具との間に適度なスペースを作る
→ 壁に密着させすぎると、熱がこもって壁紙が変色したり、火災の原因になることも。
✔ 大人がメンテナンスしやすい動線を確保する
→ 扉付きのストーブガードなら、薪を追加したり掃除をする際にスムーズに作業できる。
❌ NGな置き方
⚠ ストーブに近すぎる設置
→ ガード自体が高温になり、子どもが触ったときにやけどする可能性がある。
⚠ 固定せずに置くだけ
→ 子どもが押したり寄りかかったりすると倒れる危険がある。
⚠ 隙間が大きすぎる→ 子どもがすり抜けたり、手を入れてストーブに触れてしまうことがある。
4-2. ストーブガードをしっかり固定するための工夫
ストーブガードを安全に使うためには、「しっかり固定すること」が重要です。特に 赤ちゃんや幼児は力が弱いようで意外とパワフル なので、簡単に動かせる状態だと危険です。
🔧 ストーブガードを固定する方法
🔹 壁や柱に固定する(ベビーダン ハースゲート XL など)
→ 壁に固定できるタイプのストーブガードなら、子どもが押しても動かないので安全性が高い。
🔹 床に滑り止めを設置する
→ ストーブガードの脚部分に 耐熱性の滑り止めマット を敷くと、滑りにくくなって安定感が増す。
🔹 結束バンドや耐熱フックで補強する
→ ストーブガードと壁・家具などを 結束バンドや耐熱フック で固定すると、よりしっかりと安定する。
🔹 重みのあるガードを選ぶ(ベビーダン ハースゲート XL など)
→ 軽いフェンスは押されると動いてしまうため、ある程度 重量のあるもの を選ぶと安心。
4-3. ストーブガード以外の安全対策(柵+しつけで二重対策)
ストーブガードはとても効果的ですが、完全に事故を防ぐには 「しつけ」や「家全体の安全対策」 も重要です。
✅ ストーブの周りにおもちゃを置かない
→ 子どもがおもちゃを拾おうとしてストーブに近づくリスクを減らす。
✅ 薪や灰の置き場を工夫する
→ ストーブの近くに薪や灰を置いていると、子どもが触ってしまう可能性があるため、収納場所を工夫する。
✅ 子どもに「熱い=危ない」と教える
→ 「ストーブは熱いから危ないよ」と繰り返し教えて、少しずつ危険を理解させる。
5. 子どもに薪ストーブの危険を理解させる方法


ストーブガードを設置することで、物理的に子どもを薪ストーブから守ることができます。しかし、子どもが成長するにつれ 「なぜストーブは危険なのか?」を理解させることも重要 になってきます。
ここでは、年齢ごとの教え方のポイントや、実際にストーブの危険を学ばせる方法を紹介します。
5-1. 何歳から教える?年齢別の教え方のポイント
子どもは年齢によって理解できることが違うため、成長段階に合わせた伝え方 を工夫しましょう。
🍼 1〜2歳:言葉よりも環境づくりが重要
✅ 基本は「触れさせない環境」を作る(ストーブガード必須)
✅ 「あつい!」「ダメ!」と短い言葉で伝える
✅ 親がストーブに近づくときに「熱いから気をつけるよ」と言葉にする
🚼 3〜4歳:「熱いと痛い」を少しずつ理解させる
✅ 「ストーブは火があるから、触ると痛いよ」と具体的に伝える
✅ お風呂の温度調整などを利用して、「熱すぎると痛い」ことを体感させる
✅ ストーブに触れそうになったときに「ストーブは危ないよ」と都度伝える
🎒 5〜6歳:「自分の身を守る」意識を持たせる
✅ ストーブに近づくルールを決める(○cm以内に近づかないなど)
✅ 「冬だけでなく、キャンプやバーベキューでも火は危ないよ」と広い視点で伝える
✅ 実際に親が注意している姿を見せる(「熱いから気をつけて!」など)
5-2. 実際にストーブに触らせるべき?危険認識の育て方
「少しだけ熱いところに触らせて、危険を学ばせるべき?」と迷う方もいるかもしれません。
🔥 触らせて学ばせるのはNG!
• 子どもは予測できない動きをするため、リスクが高い
• やけどの痛みを経験しても、すぐに忘れてしまうことがある
• 「熱い=怖い」と思いすぎると、逆に火に対する理解が浅くなる
💡 代わりにできることは?
1. お湯やストーブガードを使って「熱い」を体験させる
• 「ほら、ここ触るとちょっと熱いね」と軽く熱を感じる程度のものに触れさせる
2. ストーブの前で一緒に手をかざして「これ以上近づくと熱いね」と伝える
• こうすることで、火の温度を徐々に体感し、適切な距離感を学べる
5-3. ルールを決めて家族みんなで守ることが大切
どんなに注意しても、子どもはふとした瞬間にストーブに近づくことがあります。家族全員でルールを決めて、それを守る習慣をつけること が大切です。
✅ 家族で決めるべきルール例
🏠 ストーブの前○cm以内には入らない
→ 床にテープを貼って「ここから先はダメ」と目で見て分かるようにする
🏠 薪をくべるときは大人が必ず行う
→ 子どもが興味を持ち、「自分でやりたい」と言い出すことがあるため、最初からルール化しておく
🏠 ストーブのそばでは走らない
→ ストーブガードがあっても、勢いよくぶつかると危険
🏠 お客さん(他の子ども)が来たときは、必ず説明する
→ 遊びに来た友達の子どもは、薪ストーブに慣れていないため、事前に「ストーブは危ないから近づかないでね」と伝える
6. まとめ:安全で快適な薪ストーブライフを楽しもう!


薪ストーブは、家全体を優しく暖めてくれる素晴らしい暖房器具ですが、小さな子どもがいる家庭では やけど対策が必須 です。ここまで紹介してきたストーブガードの選び方や設置方法、子どもへの教育をしっかり実践すれば、安心して薪ストーブライフを楽しむことができます。
最後に、もう一度 安全対策のポイント をおさらいしておきましょう!
6-1. ストーブガードを活用して安心できる空間づくりを
✅ ストーブ本体から30cm以上の距離を確保する
✅ 子どもが押しても倒れないように固定する(壁や床に固定するのがベスト!)
✅ 隙間が大きすぎるものは避ける(子どもが手を入れられないように)
✅ ストーブの周りにおもちゃや薪を置かない
🔥 おすすめのストーブガード
🏆 バーモントキャスティングス ストーブフェンス FS700
→ シンプルで丈夫なフェンス型。スッキリしたデザインで薪ストーブの美しさを損なわない!


🏆 ベビーダン ハースゲート XL
→ 子どもがいる家庭に最適なフルカバータイプ。しっかり囲えてチャイルドロック付きで安心!





ベビーダンは重厚感があってかっこいいんですよね👍 自宅のテイストにあわせるのもアリですね😊
6-2. 子どもの成長とともに安全対策もアップデートしよう
子どもは成長するにつれ、行動範囲や興味が変わっていきます。そのため、安全対策も定期的に見直すことが大切です。
👶 赤ちゃん・幼児期(0〜3歳)
• ストーブガードは必須!物理的にガードして近づけない環境を作る
• 言葉とジェスチャーで「熱い=危ない」を教える
👦 4〜6歳
• ストーブに近づかないルールを決める(○cm以内は入らないなど)
• 家族全員でルールを統一し、徹底して守る
👧 小学生以上
• ストーブの使い方や火の扱い方を少しずつ教える
• キャンプや焚き火など、実体験を通じて「火の怖さ」と「火の便利さ」を理解させる
✅ ストーブガード+教育で、やけどのリスクを最小限に!
✅ 子どもの年齢や成長に応じて、安全対策をアップデート!
✅ 家族みんなでルールを守って、安心して薪ストーブライフを楽しもう!



薪ストーブは、適切な対策をすれば 家族みんなが快適に楽しめる暖房器具 です😄
しっかり安全対策をしながら、心地よい暖かさと炎のゆらぎを楽しんでくださいね‼️



